年賀状って実はすんごく面白い気がしてきた。
もし今現在、メールやFacebookメッセージやLINEのような、インターネットを使った無料の連絡手段しかないとして。そこに「日本全国どこからどこにでも、50円でメッセージカードを送ることができるサービスを始める！」っていうベンチャー企業が現れたら、「すげー！それ絶対おもしれー！」ってなる気がしませんか？
自分の手で文字を書いたり印刷したりして、なんなら手垢とかも付着してるかもしれなくて、そんな実態のある「モノ」を送ることができるって、なんか一周回ってすんごく面白いことなんじゃないかと思えてきました。
尊敬する人やお世話になった人、ずっとお付き合いしたいと思っている人の部屋に、ハガキ1枚分とはいえ、自分の存在が物理的にちゃんと「ある」っていうのもなんだかロマンチックな感じがします。
それを年の変わり目に、国中でわーわー送り合うという。そして送るとなんか「あの人、ちゃんとしてて偉いわね」とか「あら、わざわざありがたいわ」とか思われたりする。しかも、なぜかそれにクジがついてる（笑）。すごい。一大お祭りキャンペーンですよ、これは。
昔は「年賀状なんて制度、みんなでせーのでやめちゃえよ！」とか「メールの方がラクだしタダだしかさばらないしいいじゃん」とか思ったこともありましたけど、インターネットを使った無料の連絡手段に慣れ切ってしまった今、年賀状って本当に面白く感じます。
書こう、年賀状。住所教えてください。