歌舞伎と、岩田守弘さんと、Perfumeと。


歌舞伎もバレエもアイドルも、全然詳しくはないんですけど。

中村勘三郎さんの追悼番組をお風呂あがりにニベア塗りながらちらちら見ていて、岩田守弘さんのことを思い出しました。

岩田守弘さんは名門のボリショイ・バレエ団で外国人(しかも166cmと小柄なので、王子様役などはほぼできない)初のソリストを務め、現在はウラン・ウデの国立劇場バレエ団の芸術監督をされている日本を代表するバレエダンサーです。

DVDで岩田さんの演技を見たのですが、1人だけ本当に動きが違っていました。他の人は、滑らかで美しくはあるのですが、ふわ〜んふわ〜んと動きが流れてしまっているのに対して、岩田さんはビシ!ビシ!ビシ!っと全ての動きがキマってる。動いている最中も、あれは体幹が相当すごいんだと思うんですが、1番美しいポーズをキープしたままなんです。

ジャンプの高さとか回転の速さとか、そういう単純な動きのすごさだけではない美しさにものすごく驚きました。きっと岩田さんは腕1本だけでも演技できるんじゃないかと思います。

止まるところはビシっと止まってキメる、ポーズをキープしたまま動くというのは、歌舞伎や能などの日本の伝統舞踊的な動きなのではないかと。

そこでさらに思い出したのがPerfume。彼女たちのダンスも、止まるところはビシっと止まってキメる、ポーズをキープしたまま動く、ですよね。そして海外でも大人気。

黒髪、切れ長の目、小柄で細身であまり凹凸のない身体など、いわゆるアジアンビューティーな特徴と相性が良いのかも。興味深いです。


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