村上春樹氏と萩本欽一氏の言葉から考える、身軽に行動を起こし続ける方法



「ブログ書こう」と思うだけではやはり書けませんね。「書きたいことを思いついたときに書こう」「時間が空いたら書こう」とかじゃ月に1〜2本しか書けなそう。「毎日10:00〜10:30をブログを書く時間に充てて、2日に1本は必ずUPする」とか決めないとだめですね。

こういうとき、思い出すのは村上春樹氏の「村上朝日堂」に出てくる「チャンドラー式」の話です。中学生の頃読んだので手元に本が無くて正確な引用ができないなと思ってググったらありました。

村上春樹の「チャンドラー方式」

小説を書く場所と時間を決めて、書けても書けなくても毎日同じ時間同じ場所で「いつでも書ける状態でいる」という方法です。

チャンドラー氏と村上春樹氏は「今日は何も書かない方がいいな、と直感が教える日もある」と書いています。そりゃチャンドラーや村上春樹レベルなら直感を信じてもいいでしょう。しかし私が「はっ!今日は何も書かない方がいい…!」と感じたとしても全く信憑性がありません。

机の前に座り、余裕でじっとしているチャンドラー氏と村上春樹氏(チャンドラーの顔って知らないけど)、その横で頭を抱える私、そんな私の脳内空間にツカツカと早足でやってきて口を開くのは萩本欽一氏、欽ちゃんです。

欽ちゃんならこう言うのではないでしょうか。「そんなもん、アンタが選べるわけないんだよ。アンタが選ばなくてもいいんだよ。」

萩本欽一「人生っていうのは自分が何になりたいかじゃない。だれに必要とされているかなんだ」

これはぼーっとSNSを見ていたときに誰かがシェアしていて見つけた記事です。もしかしたら私の解釈違いで欽ちゃんの意図とは違うかもしれないけど、これを読んで思ったのは、「はじめの一歩を自分で選別しすぎる必要って、あんまりないんじゃないかな。選別に時間を取られてはじめの一歩が踏み出せないのは、もったいないんじゃないのかな」ということ。

自分に何が合っているか、何をすれば上手くいくかなんて、最初からわからない。他人にもわからないし、自分にはもっとわからない。とは言え、全く行動を起こす前から「君にこれを任せたい」と必要とされることなんてない。「やってみようかな」「自分にもできるかも」と思ったことをまずは身軽にやってみて、そこから必要とされるものや縁があるものを探っていけばいいのかなと。次の一歩について考えまくっていた私にとっては、ちょっと気がラクになり、さらにちょっと行動的になれる言葉でした。

まとめるとこんな感じ。

・まずはやることを決める。ブログ書くとか絵を描くとか新規事業のアイデアを練るとか。あまり選別しすぎず「やってみようかな」でOK
・場所と時間を決めて、毎日やる。
・成果物の方向性や出来栄えにあまりこだわりすぎず、行動を起こし続ける。投稿するとか人に見せるとかパートナーを探すとか。


こうすると三日坊主にもならず、どんどん行動が広がって、成果に繋がるものも出てくるのではないでしょうか。仕事だと最低限考慮すべき方向性や出来栄えのハードルは上がるでしょうが、自分のところで溜めすぎず、一度上司やクライアントに見せて意見をもらって、こまめに調整した方がいいかも。自分が誰かに仕事をお願いするときも「ああ…1人で溜めてここまで煮詰まっちゃう前に、ちょこっと見せてくれた方がお互い良かったな…」ってパターンは結構あるもんね…。

村上朝日堂は中学2年生で転校した後あんまり友達がいない時期に読み、欽ちゃんの記事は何もやる気がしなくてぼーっとしている時に読みました。暗い時間が報われてよかったです。引用のさらに引用という孫引きコタツ記事で失礼しました。


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